色んな意味で今更な話題ですが、Zのライヴが格好良かったという話。
4/25下北沢ERA。
Zは最初のライヴがSHIPPING NEWS来日のときだったと思うんだけど…。あれいつだったかしら。凄い生理痛だったために全然見ていられなくてねぇ。Zもはじまったばかりだったみたいで(活動が)、鼻息荒くダイスケくんが「どーだった??」と盛り上がっていたのを憶えています(遠い目)。そのテンションにもライヴにも全くノルことが出来ず、改めて自分の体調を呪ったO-NEST。…から何年経ってんのか不明ですが、いや私としてはZのライヴってその後ちゃんと見ていると思ってたんだけど、人間記憶装置であるうちの旦那によると
「見てないね」とのこと。あ、そーですか。便利だわ。
たぶんSAXの根本さんが何かに参加してるとかそーいうのを見てるんでしょうか?mouse on the keysとか。
んで前置き長くなりましたがERAのライヴ。当日はOFF MINORをkillieが迎え撃つ的な祭りの初日でして、出演バンドは勿論、限定で作ったとゆースプリットの仕様も豪華極まりなく…(棒読み)
えーと、何が言いたいんだっけ?
Zだった。失礼。
まぁとにかくZには圧倒されまして、やっぱりこういうバンドを見て何に感動するかっていうと、これは日本人にしか出来ないでしょう!というところなんだな。ニュートラルなのが好きだし、国境とか愛国心の意味がわからない、というのが今までの私だったんだけれども、ここ2年くらい、日本ということを非常に意識するようになりました。それは愛国心というのとはちょっと違うんだけど、責任のようなものなのかもしれない、やや大袈裟に言えば。
とどめを刺してくれたのは松岡正剛先生ですけど。
ほんとに、スーパーフラットであってはいけないと思う。それが顕著に表れているのが今の世の中で、何でも一発検索の世界、本屋に行けばビジネス本がごまんとある中で、欧米か、じゃないんだけど本当にまずいなと感じます。
更に最近ネットで非常に怖い(そしてバカみたいな)ことがありまして、人として、みたいな概念が変わって来ているんだなーと色々考えてしまうのです。
で、日本って。となったときに、やっぱり私にとってわかりやすいのは文化や美術だし、そういう風にチューナーの目盛りみたいなのが合うと、上手く寄ってくるんですよね、色々なものが。不思議なものです。
Zのライヴを見ていると、ああやっぱり日本人は一神教には向いてないんだなーとうっすら思ったりして。でもちょっとZの下北っぽいっつーか、スズナリっぽいっつーか、三島っぽいっつーか、寺山修司っぽいっつーか、その辺が過剰になると苦手。なのですが、やっぱりパナマ帽が似合いそうな根本さん。そういうイメージのベースって大切だなーと思った次第です。スタイルというのかな。
やっぱり守・破・離ですよね。
基礎なくして応用はないです。
私はThere Is a Light That Never Goes Out(これThe Smithですよね?)もZも、勿論それを取り巻くエトセトラも、何にも知らない状態ですので、隣の部屋にある色々なものを拝借して触れてみようと思いました。
そーいえば以前人間記憶装置から「観なよー」とZのDVD渡されたような。
安室奈美恵のライヴDVD観てる場合じゃないか?(←これについてはまた今度書きます。書いていい?)
恵まれた環境につき、八百万の神様にお礼を。
…と思ったら、この5人編成はこのライヴが最後っつー話。えーと、神様?神様ー??
あとさー、killieってどんどんマイブラ化っていうか、DAYDREAM NATION時のSONIC YOUTH化っていうか、してない?プログレ化というのはいささか乱暴かもしれないけど、なんつーか。私にとっては好みの方向だけどさ。
それではみなさま、明日LOFTで。