ちょっと出遅れた話題ですが。
とうとう日本でも14日に発売となった、アニヤ・ハインドマーチのI'm not a plastic bag。
みなさんゲットしましたか?
私はこんな騒ぎになっているとはツユ知らず、普通に気になってました。かる〜い気持ちで。
DOVER STREET MARKETで販売予定ということだったので、先日行った折に予約状況など店員さんに訊いたところ、予約は一切受け付けていないと。さらに、既に発売済みの海外ではもう信じられない騒ぎで、香港では当日2000人の列が出来たり(当然徹夜組も)、世界中でパニックが起こっていると。日本でも凄いことになると想像されるが、うちは20部くらいしか入荷しないので、欲しいなら伊勢丹やアニヤの銀座店などで並ばないと難しいと思う、とのこと。
それを聞いて一気に悲しくなりました。
「へぇ〜。香港の人はエコ意識が高いんだなぁ!」みたいな方向はとりあえずないですよね。
この腑に落ちない感はナニ?というか。
メディア(私の情報源、主に雑誌でございます)でやたらキーラ・ナイトレイ(=セレブ)が持ってる写真が乱用されてるなぁと気にはなっていたんですよね。いや、もちろんそれもアリなんだけど、それだけってのはね。
このバッグを使うことによってどうなるの?そもそもどういう目的でこのバッグは作られたの?その辺がよくわからないんだな。ほんとうのエコバッグだったら、限定なんかにしないですよね、普通。もっと、メッセージを伝えればいいのに。国によってロゴとパイピングの色が違うとか、誰々が持ってるとか、アカデミー賞のアフターパーティのお土産になったとか、そういうのもいいけど、それだけじゃ全然エコじゃないじゃん。ヤフオクで1000円スタートの6万円落札ですよ。んな金あったら募金しろーーーーー!
(ま、募金がいいかどうかってのはひとまず置いておいて。)
泣きそうです。
意外とみんな、エコとかどうでもいいんですか?
こういう事態になってしまったのは決してアニヤのせいだけではないと思うけど、先般のVOGUE×PEOPLE TREEのコラボの件とかと比べると、明らかにやっちゃった感があります。
その違いって、やっぱりフェアじゃないということ。
どうして2000円なのか?もちろん、多くの人に使ってもらいたくて、買いやすい価格を考えてコスト削減して、その結論としてのMADE IN CHINAを100%否定する気はないです。
でも、それなら数量限定は矛盾してますよね。
結局どうしたいの?みたいなとこがクリアじゃない。
意味のあることには等価で支払われるべきだし、それがわからない人には、じゃあどうやったら解ってもらえるか?というところから考えていかなきゃいけないと思う。
エコがファッションになってしまってはいけない。
エコなファッションはありだけど、エコはファッションじゃない。ライフスタイル(というかライフそのもの)であるべきでは?
ここはどう思っているんですかね。
結婚パーティの引き出物をエコバッグに入れようかしら?と本気で思案中。
長くなったので続きはまた。