ちょっと遅い話題ですが、
Numero Tokyoがようやく創刊されましたね。
準備号は入手してないんですが、前の職場にあったのチラ見して、別にって感じであんまり惹かれなかった。やっぱり本国のNumeroに慣れているから、それを日本で展開することの難しさみたいなものを感じてしまったのかなー。日本で求められている情報の盛り込みかたとか。
で、創刊号、素直な感想としては支持の方向です。
おおきく2つのポイントがあって、まず上代が500円というところ。
次に表紙がSolve Sundsbo撮影のKate Moss、バレンシアガのパンツのみ着用という、色々な意味でベタなものに仕上がっていること。これがMert&Marcusだったら買ってない、たぶん。
あとは何とも言えないのですが、読み物が思ったより充実しているなーという印象で、そこに好感が持てます。
で、何様?な意見で恐縮ですが、ヴィジュアルについてはまだ全然だめだなーというか。往々にして、本国のヴィジュアルをスライドさせてしまうとそれを超えるものはつくれない、当然ながら。退屈だし、見たことあるなー、になってしまう。本国のNumeroを見たことがない人に向けているのならともかく。日本のVOGUEもそこは脱却できていないわけだけど、VOGUEとNumeroの違いとしては、後者はあくまでエッジな打ち出しかたを狙っているという点。前者は超メジャー、王道だし、色々な意味で一流なので、ヴィジュアルにエッジさはいらないですよね。
そこが今後どうなるかだと思います。
『毒抜きされたモード誌はもういらない。毒は本質にこそ宿る。』という言葉で始まる編集長、田中杏子さんのメッセージ。(サイトにもアルヨ)
文章の内容に共感するも、さてNumeroを見るとその相互性に「?????」となってしまうのは、私が歳を取っているからでしょうか?
毒のあるモード誌……と聞いて、思い浮かぶのは何だろう?とずっと考えているのですが、あんまりないですね。『毒』をどう捉えるかなんだけど、SELF SERVICEとかPURPLE FASHION(このふたつは最近秀逸じゃあ?)、No.A……みたいな雑誌って、やっぱりちょっと該当しない。
かといってEGOISTEみたいなのは……。
日本のNumero、と考えたとき、たぶん、一部の熱狂的なファンが居て、それで成り立っているような存在ではだめなわけで。
そーすると本国のNumeroとか、V magazine、フランスのVOGUEとかになるのかなー。
とにかく『日本のカリーヌ・ロワットフェルド』さながらの紙面作りを、田中杏子さんに期待します。
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ところで田中杏子さんはご懐妊されていて、もうすぐ産まれる予定なんですね。おめでとうございまーす!
で、この時期ご懐妊の人が、めちゃめちゃ多い気がするのですが、どういうことでしょうか?私の周りでも何人かいますし。去年の5月あたりから、天体とかそういう関係で絶対何かあったと思ってるんですが。
ご存知のかたは教えてください。