私はけっこう、テープ起こしの作業に向いているかもしれないと錯覚した午後2時。しかし終了した午後8時には、これは好きな人のインタビューだからできるのであって、例えば医療系の……とかだったら家出してるナーと思いました。
タロさん尊敬しまふ。
さて、しつこいようですが私は未婚です。
それで、テープ起こししながらネット徘徊してたら友人の日記がもの凄い面白かったので転載。タイトルは『結婚できない人々』。
★★★★★★★★★
今日の朝刊に非常に胸痛む記事が載ってました。
以下、mixiニュースよりコピペ&一部書き換え。
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国立社会保障・人口問題研究所は、未婚の男女8734人から回答を得た「結婚と出産に関する全国調査」の結果をまとめた。
減り続けていた「いずれ結婚するつもり」という女性の割合が90%と初めて上昇に転じ、女性が希望する子どもの数も2.10人と前回調査より増えた。ただ、男女とも「一生結婚するつもりはない」人の割合が過去最高となり、「交際している異性がいない」女性も過去最高の44.7%に達するなど、理想と現実の間にズレがあることや意識の二分化をうかがわせた。
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男女とも約9割が「いずれ結婚したい!」と思ってるのに、
今現在、交際している彼氏or彼女がいない人は、
男性52.2%、女性44.7%だそうです。
男女とも、約半数がロンリー独身貴族なわけです。
…もちろん、その中の一人でございます!!!私も!
男も女も結婚願望があるのに、
どうして男女は出会わないんでしょうか???
これは前々から疑問だったのですが。
彼女イナイ男と、彼氏イナイ女が、
街中にウヨウヨしているはずなのに、
なぜか二人は出会わない。
すれ違って終わり。お互いに違うところを見てるから。
思うに…これは私見ですが、
男は相手を見てないですね。女を見てない。
自分の物差しだけが全てで、
相手を見ようとしてない気がする。
もしくは見てても、上辺の、ほんの一部分しか見てない。
一方、女は逆に相手を見すぎている。
この人のこんなところが嫌だあんなところが嫌だと、
何もかもを見通してしまって、
一つでもダメな部分があると、もうそれで全部ダメ。
慎重なのはいいことだけど、
見方に柔軟性がないというか、○か×しかない。
男が女を「かわいいな〜」って見とれている頃、
女は「この人の笑い方、キモイ…」と思っているのです。
そりゃ出会わないさ!!出会っても結ばれないわ!!
まぁね…かく言う私も当事者なんで、
出会えない男女が出会える方法なんて分かんないんですよ。
それにしても空しいというか不思議ですね。この現象。
私の友達の中でも、もう半分くらいは結婚しましたが、
残り半分の未婚者達は、ほとんど彼氏がいないわけです。
(いや、ホントはいるのかも知らん。私が知らないだけで…)
彼氏がいなきゃ、結婚のしようがないもんなぁー。
これを読んで同じように胸を痛めたそこのアナタ!!
アナタの感想をお聞かせ願いたい!
結婚したい9割の男女の半分にしか、恋人がいない現状、
アナタはどう思いますか???
…そしてアナタも該当者?
★★★★★★★★★
以上。声出して爆笑してしまいました。
『はちみつとクローバー』に「好きなひとが自分を好きになってくれる、それだけの条件なのに、永遠に揃わない気がする」(うろ覚え)というあゆの台詞があります。この物語を象徴した文句であり、また私はあゆが非常に好きなため、じんわりしてしまうのですが、
上記の友人の発言「男も女も結婚願望があるのに、どうして男女は出会わないんでしょうか???」って、内容そんなに変わらないのに全然あゆとニュアンス違うのは何故?
って、それは当事者が恋をしているかどうかの差なわけだけど……
ま、それはいいとして、結婚したい人は結婚できるといいですね。心から。
ちなみに上記の友人は絶対いい奥さん(そしてお母さん)になると思います。オススメ品。
★
で、ひと通り笑ったあとで『私見』を申し上げますと……
まぁちょっと論点ずれるかもしれないんですが、何から何までぴったりなんてのは殆どあり得ないと思ってます。そーいうのを求める人は、ペットでも飼ってればいいんじゃねーの?と思います。自分好みに毛を刈ったり色染めたり服着せたりしてりゃいいだろ?とね。
凄い昔にこれについて書いたように思いますが、男をオートクチュールのドレスだと思ってる女が多すぎると。白馬の王子様ってやつだね。
しかしさ、プレタポルテなんだよ所詮。デザインが超クールでも、若干丈が長かったりするわけでさ。そこをどう着こなすかは本人にかかってるんですよ。自分で縫ったり、ヒールと合わせたり、工夫してみると。で、どうしても着こなせなかったら、それは自分に似合わないんだから、他を探せばいい。
それだけのことです。
ショーウィンドーに飾られてる服に一目惚れするのと、服に愛着を持って大事に手入れして、味も出しながら長く着て、っていうのはもう全く訳が違う。
それが恋と愛の違いだろ?
こういう見解に行き着いたのも、同居人のお陰です。
ほんと「恋人によりipodの中身が変わる乙女気質、しかもタタズマイは植物」で良かったと思います。私がいくら不満に思ってもイライラしても泣いても笑っても、ただそこに居るだけっつーか。(あ、『どかない女』?もしかして。)
全然褒めてないようですが、実際褒めてません。でも、感謝しているのは確かです。
あ、それと同居人は私なんかよりよっぽどいい人だと思います。
★
んーそれで更に個人的な話。
結婚ですけど、もしかしたら私は結婚できないかもしれないですね。というか専業主婦とかまず無理のようです。それは私が専業主婦気質(?)じゃないからということではなくて、むしろ全然歓迎すべき肩書きなのですが、そーすると夫の稼ぎで家を切り盛りってことになりますよね。それが不可能です。
同居人ウンヌンではなく、私が好きになるのが基本的にそーいう人です。
以前会社の人(恋人がバンドやってる)に「きのう『
そもそもバンドマンの彼女が幸せになれないのは当たり前』って言われた」みたいなこと聞いたんですが、まさにそういうことで、なんて言うのかな?それはバンドに限らずなんだけど、やっぱり何かを100%信じてやってる人が好きだし、そういう人は精神的にも物理的にもどっかしらでギリギリだし、その時点で「毎週末は奥さんや子供のためにどーのこーの」とか「結婚指輪はハリー・ウィンストン」は無理ですよね。まぁ全員がそうだとは言わないですよもちろん。そうじゃない人も沢山居る。
だけど何もかも器用にそこそこ趣味でやる人より、そういう人が好きだし、それは『お金じゃない』とか『真実』とか『信念』とか、目に見えない、もしかしたら幼稚な、儚いものかもしれないけれども、私はそういうものを信じたいし、好きなものには嘘をつきたくない。ほんとはそういう人が好きだけど自分の身の安全を案じてどーのこーの、とか安定した結婚しといて好きなことは遊びでとか、そういうのあり得ません。それは私の生い立ちとか持っているものに由来しているし、まぁだから絶世の美女でもなく、富豪の娘でもないからってことなんだけど。
何も取り柄がない私がようやく立っていられるのは、好きなものがあるからで、そうやってずっと生きてきた。そこが嘘になったら、私はどうなってしまうのだろう。
で無責任に「イイヨネ〜」とか言うには歳を取り過ぎている俺なので、それなりの覚悟が必要と。結婚も出産も、他力本願ではダメってことです。
更にやっかいなのは、私が「夢を信じて頑張ってる男を精神的にも物理的にも支える妻」みたいなキャラじゃないってことです。めんどくせー。
何かこの流れだと転職の話どーなったの?とか突っ込まれそうなので、これで終わっときます。
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BGM:「チョコレートとミルクくださーい」「ap bankってさー」(外野の声)