ち……超おひさしぶり。
みなさまお元気カシラ?
某SNSにも全然行けてませんが、何でしょうね。忙しいのかな。久々に書いてみたのですがすげー長くなってしまいました。
もっと分割して一行コラムみたいのを毎日書くような才能が欲しいもんです。
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で、先週、清里〜岡谷〜軽井沢というルートで一泊してきました。
清里はもちろん、
清里現代美術館。
岡谷は友人のやってる鰻屋、
観光荘。
そして軽井沢は同居人実家の別荘。
かなりいいルートだと思うのですが、私は前日に背中を寝違えてしまい(オレ史上、最悪のレベルでした。ほぼ廃人)、さらに車が苦手で、さらに車のCDプレイヤーが故障していたため、身体の具合が最悪。同居人には悪いことしたナー、と。ごめんなさい。
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で、清里の美術館はまぁ、サイト見てもらえればって感じでアレですが、結構な数FLUXUSの作品があって(といってもギャラリー360°くらい)かなり満喫。ボイスやデュシャンについては正直「こんなもん?」みたいな量でしたが、この美術館は来てみたいとずっと思っていたので、まぁ良しです。
あとね、サイ・トゥオンブリのコラージュみたいなのが数点あったのですが、これがえらいカッコ良かったんですよ。ひたすら鉛筆線みたいな作風しか知らなかったもんで吃驚。茸にまつわるコラージュで、凄いアナログでポップなのね。奈良さんが、トゥオンブリが好きだと言っていたように思うんだけど、納得です。
それから、小さい部屋にベッヒャーの写真が何点かかかっていて、それは例の産業建造物のやつなんだけど、写真のサイズも小さめで、何だか凄いしっくり来たんですよね。今まで全然いいと思ってなかったけど、もしかして凄いかもしれない、と思った。
広さもこじんまりしていて、それぞれの作家に対するリスペクトが感じられる場所でした。何より清里にこういう場所があるというのが面白い。軽井沢よりもひどいファンシーさというか、コロボックル☆(ハチクロ)というか、キノコ型の建物で高原ソフトクリーム売ってるところですから。
ほんとうに、身体がもっといい状態だったらよかったのだけど。建物の空気も流れてない感じで、ちょっと重かった。
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で、観光荘ですが。
車酔いも最高潮という状態で鰻を食べるのは非常に不安でしたが、そこはみやっち開発メヌー、シャキまぜ丼(だったか?)で乗り切る。鰻にみょうがや柚子胡椒と、ご飯をまぜていただく逸品。普通にペロリ。オススメです。
恵比寿のENJOY!HOUSEからクラブ&バー臭を除き、おかみさん臭を加えたような(どんなだ?)店内の雰囲気にとろける。
その後みやっちの家へ。奥さんのりょうちゃん、同居人と、仕事を終えて帰ってきたみやっちと談笑。同居人は親しいが、私はこの夫婦とは殆ど話したことがなく、非常に興味を持っていたので、話せてとても嬉しかった。&時間が足りなかった。&かえすがえすも体調の悪さが残念デス。
私がこんなこと書くのも何なんですが、りょうちゃんはもともと東京でグラフィックデザイナーとバンドをやっていて、今年こちらにお嫁に来た、いわば鰻屋若女将。昨日までモニタに向かってマウス動かしてたのに、鰻運んだり厨房で仕込みしたりしているわけです。180°違う世界への転職。「ほんと人生何が起こるかわからない」と言っていたけど、すげーリアリティある台詞ダス。
そして私は彼女と同い歳なので、色々感慨深いのでありました。
夫婦とその家族でお店をやるというのは、そりゃ楽しいこともしんどいこともあるだろうけど、バンドみたいなものじゃないかな?と思う。ずっとバンドをやってきた(それぞれで)ふたりなわけで、話す「これからの方向性どうする?」みたいな内容が、音楽だけじゃなくて鰻にもおよぶというだけの話で---って、そんな簡単にまとめるのも失礼ですが、とにかく、やっていけるんだろうなー、いい店をつくっていけるんだろうなー、という気が凄くするのです。
音楽好き、バンド経験ありの夫婦ってのは概してそういう「ふたりでつくっていく」みたいなイメージがあり、私はそれに強い憧れを抱いています。
それは別に、同居人に対する不満とかではなく。というのは、同居人は「そうでもいい、そうじゃなくてもいい」という人なので、私次第なのです。つまり、私には丁度良い人だと言えるでしょう。
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ちなみにこの日はリキッドでTHEO PARRISHだったんですよね。
凄い悔しいです。行った方、感想キカセテ。