たまたま、10日、用事があって会社を休みました。
でもその用事は午前中で終了。
ソウルメイトのような存在の友人と、申し合わせたように上野へ。
若冲!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(って、sorosoroこの宇川直弘テイスト卒業しなきゃ。)
夏休みクオリティで上野は満員。ミンナ、パンダを見に来たのかい?それともルーブルかい?奥に進むにしたがってひとは淘汰されてゆき、さすがにちびっこは居ないし、入場制限もなかったけれども、それでも若冲の人気ってスゴイんだなーと感心することしきり。
肝心の、内容ですが。
行かないと損するよ。
ヒンドゥー教徒がガンジス河へ行くように、クリスチャンが教会へ行くように、アメリカ人がコストコヘ行くように、上野に行くべきです。あなたが日本人であるならば。
構成など詳しいことは
こちらをご覧いただきたいのだけど(凄いURLですネー)、かなりの作品数です。そして音楽で言うならば捨て曲なしといったところなんですね。なので1日で見切ることは難しいと思います。
時間も心も身体も消費する。2回以上にわけるか、とりあえず若冲のコーナーから見るか、をお薦めします。余計なお世話だけど、そういうのをもう行く前から決めておいたほうがいい。ひとたび会場に入ってしまうと吸い込まれてしまうから。そんな感じでペース配分を考えてなかった俺らは、まんまと最後の部屋を流し見するはめになりました。御注意を。
どれも素晴らしいんだけど、やっぱり若冲はもう、スケールが全然違うんですね。他の作家が国が違うレベルなら、若冲は星が違う。他が星違いのレベルだったら、若冲は時空や次元が違う。そういうスケールの違いなのです。
圧倒的です。
さてどこが圧倒的か?というと、超異常と超正気が同居しているようなおそろしい世界がそこに展開しているとでも言うのかな。例えば「この人、前世は顕微鏡なんじゃないの?」レベルの観察眼と「この人、前世ミヒャエル・エンデじゃないの?」レベルのドリーミーな感覚。それが50/50で同居。そしてすべてがおそろしいほどクリアなのです。
特に私が度胆を抜かれたのは、一連の水墨画。描かれているものがうまく見えないし、そこに描かれていないものも見えてしまう。
「これは本当に筆を使って描いたものなのだろうか?」
空間は筆の置かれていない部分であるはずなのに、間違いなくそこには何かが詰まっている。遠近感を初めとする常識が、絵の前では空しいものとなる。
日本画ってさぁ、やり直し効かないでしょ。一発勝負じゃん。それであれかよ。どうなってんだよ。意味ワカンナーイ。あまりの逸脱ぶりに、もう笑っちゃう。笑うことで自分を落ち着かせるしか方法がないのかもしれない。つーか異常でしょ?
若冲のコーナーには「エキセントリック」というタイトルがつけられている。かなり身もフタもないタイトルだと思うのだけど、全て見終わったときには、彼の異常ぶりに打ちのめされ、何て実直なタイトルかしら、と感心すらしてしまう。
果たして若冲はどのような人だったのでしょうかね。
告白したいです。
Comments
これだけは、見逃せない!!!!!
です。
見逃してはいけません。
あの愉快なタイルみたいな屏風について、
若冲の作品ではないという説もあるけれど、
それについて、さおりちゃんどう思う?
生活厳しいケド頑張って行こうかな。
...かな? じゃなくて
21日mon の開館直後に行くことに決めました。
あ、そうそう
近所(ギリギリ徒歩圏内ってくらい)に越してきたんで
こんどお茶でもしましょー
えーーー?世田谷区住んでんの?
ひとりぐらし?どーやって暮らしてるの?
お茶はいつでもどうぞ。
若冲は酒代削ってでも行くべきです。
厳しいのはね...
チェンジリングのジーンズ買っちゃったから(爆)
あれ、いいね。
納得ずくの買い物だったから後悔はないんだけどさー
酒代はもう削ってて、あとは食費なんだよね...。
んじゃ来月あたりにでもー。チャオ
あー、チェンジリングか。
それじゃ仕方ないね。
とりあえず、何とか工面して若冲はお行きよ。
「若冲ではない」説を8:2くらいで信じてたの。
でも、今日リアルに見てさぁ、ちょっと衝撃だったんだよね。
あの世界の中に入り込んじゃったというか。。。
で、世界観がスゴイってだけじゃなく技術的にもスゴイじゃない?!
「この衝撃は、若冲じゃあ?」って思いが強くなりましたわ。
「鳥獣花木図屏風」・・・(コピペ)
ほんとタイトル覚えなくてゴメンナサイ。
そっかー。うーん。そうだよなー。なるほどー。
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